SFC修行9回目(2019年4月11~15日) 番外編
ICN(仁川国際空港)で、出入国をしないで
Concourse, ターミナル2間を移動する方法 |
KUL(クアラルンプール)から日本に帰国する際、KUL-ICN(インチョン)をAirAsia Xで飛んで、ICN-HND(羽田)をコリアンエアーで飛んで戻ってきました。このようにすると、AirAsia
XがICNがConcourse(コンコース = 以後Conと書きます。)に到着して、コリアンエアーがT2(ターミナル2)から発着しますので、私はターミナル間を移動しなければならなくなります。
この時、
[ 入国(一度韓国に入国)して、無料シャトルバスか、空港鉄道 A'REX(エーレックス)か、タクシーでT2に移動して、出国(韓国で通常通りに航空機のチェックインして出国検査を受ける)
] か、マイナーではありませんので、あまり知られていないようですが、
[ 韓国に出入国をしないで、各ターミナル間を地下鉄で繋いでいるシャトルトレインを利用する ] かの、どちらかの方法で移動することになりますが、今回、実際に後者をやってみましたのでご紹介します。
今回はCon→T2の移動ですが、T1→Conでも、T1→Con→T2でも、実質的には変わらないはずです。ただ、T1→Con→T2の場合は、T1→[
Blue Line ]→Conで一度シャトルトレインを乗り換えて、Con→[ Orange Line ]→T2のシャトルトレインで移動しなければならないようです。
このご説明が不明瞭で申し訳ないのですが、このシャトルトレインは空港職員の移動用にも使われているようで、今回私はCon→T2に乗りましたが、Con
が始発駅のはずなのに、Conで既に人(韓国人)が乗っています。公表されていない駅があって、その駅は空港職員が利用しているのかも知れません。
ICNにシャトルトレインのパンフレットがあるわけではありませんので、こういったことは、シャトルトレインで、T1, Con, T2 の各駅を移動してみたり、わざと電車を乗り越して、公表されていない駅を探してみないと、全体像が掴めそうにありません。
ICNで長時間乗り継ぎ待ちになる方は、プライオリティーパスのラウンジを利用するとか、なにか理由を付けて、ターミナル間を納得が行くまで行き来してみて下さい。
このシャトルトレインは、24時間無人運転のスイッチバックで走り続けていて、利用の制限はありません。ただ、乗客が全然いないので繰り返し乗っていると、かなり目立ちます。それでも、空港職員になにか言われるまでずっと乗り続けていれば、色々分かってくると思います。
ちなみに、始発駅であろうConでシャトルトレインに乗ったのは私だけでしたが、T2では10人弱が降りています。私以外は皆2~3人のグループで、電車の中で全く会話が聞こえず、乗っていた人は皆韓国人で、誰一人として、旅行バックやキャスターバックは持っておらず、とても旅行や仕事で飛行機を乗り継いでいるような人達には見えませんでした。
ICN(仁川国際空港) Con→T2への移動方法
お遊び感覚で、とにかく試したいだけでICNに寄り道したにしても、私は 15:20着 → ターミナル間移動 + 航空券発券 → 20:20発
ですから、 5時間 - (飛行機の乗り降りと発着ゲートで待機する時間) = 4時間が、ターミナル移動と発券と食事に費やせる実時間です。
実際、飛行機を降りて、Con→T2を移動して、Transfer Desk で航空券を発券してもらうまでの時間は、1時間10分(各所で待ち時間ゼロの空いている時)でした。ちょっと写真を撮るのに熱中しましたから、10分を差し引いて、ジャスト1時間が
Con→T2の移動 + 航空券の発券 に必要な最小時間ということになります。
特に、乗り継ぎの際のセキュリティチェック(乗り継ぎ保安検査)は、メチャクチャ混むと30~40分はかかりますし、航空券の発券も並んでいだり、発券が特殊で手間がかかったりすると、1人の乗客の発券に10分程かかることもありますし、ICNは大きな空港ですから、Transfer
Desk から発着ゲートまで小走りで10分程かかることもありますから、
Con→T2のターミナル間を移動しての乗り継ぎは、ジャスト2時間がギリギリだと考えておかないと、乗り継げなくなる恐れがあります。
乗り継ぎ時間には、十分に余裕を持って下さい。コリアンエアーのICN-HND便などは、平日でも多くの便が搭乗率100%です。空席なんてありません。乗り遅れたら、次の便に乗せてもらえるかもわかりませんので。
本ページをご紹介するに辺り、先に注意事項を書いておきます。やっていることが特殊ですので、注意事項を逸脱された場合、私は「お気の毒に・・・」としか言えませんから。
以下の注意事項①と注意事項②は、ICN到着便の搭乗時に乗り継ぎの航空券が発券されている方は無視して頂いてかまいません。
注意事項①:
ICNのT2から日本に向けて飛ぶ便は、コリアンエアーか、コリアンエアーとJALの共同運航便になるはずです。(それ以外にあるとしても、私はそれは知りませんし、無視させて頂きます。)
乗り継ぎでICNに到着する以前に、ICN→[ 日本の何処か] の航空券が発券されている方は問題ありませんが、それが発券されていない場合は、T2の
Transfer Desk は、コリアンエアーの航空券だけを発券する Transfer Desk であって、その他の航空会社の航空券は発券できないはずです。
特に、コリアンエアーとJALの共同運航便のJALの発券分は、T2の Transfer Desk で発券してもらえるのかは、私は知識がないので全くわかりません。こういった場合、前もってJALに問い合わせしておくか(多分、「ICNでお尋ね下さい。」と言われるだけでしょうが)、搭乗当日であれば、T2の
Informationデスク にご相談頂き、アドバイスを受けて下さい。
最悪の場合でも、一度出国して、JALの航空券の発券を代行してくれる航空会社(コードシェア便なら、大韓航空かな?)のカウンターに行けば)、航空券は発券してもらえるはずです。ただ、時間だけが問題になるだけでしょう。
注意事項②:
荷物がキャリーイン(手荷物)だけでしたら問題はありませんが、
ICN到着便の搭乗時に乗り継ぎの航空券が発券されておらず、チェックイン(預け入れ荷物)がある場合は、ICN到着時に税関検査前のベルトコンベアからキャリーインした荷物を受け取らなければなりませんので(つまり、その時点で韓国に入国しています。)、その状態でのターミナル間の移動は、通常は、韓国に入国してからのターミナル間の移動を行うしかありません。
前置きはこれ位にして、それではターミナル間の移動を始めます。
私は重量8Kg程度の小さなキャスターバック1つを引きずりながら、小さなショルダーバックと一眼レフを首からぶら下げて、
預け荷物無しでCon→T2に移動します。
尚、ターミナル間を移動する日本人は珍しいのか、迷子になって迷い込んだと思われたのか、空港職員と空港警備員に話しかけられています。シャトルトレインのエリアは、日本語ができる職員が管理していませんので、英語で話しかけられます。このエリアではまともに答えないと、はたから見たら不審者か迷子にしか見えませんので、ちょっと英語力要です。
エスカレーター1つ目を下るとここです。続けてエスカレーター2つ目を下ります。
この2つ目のエスカレーターを上がりきれば、ターミナル2の発着フロアーです。
エスカレーターを上がりきると、見慣れたターミナル2の真ん中辺りに出ます。
よして欲しい。いきなり緑のTransfer Deskの標識がなくなるのは・・・
周りをキョロキョロ見回すと、右側に看板が立っています。
エスカレーターの前に緑の標識を確認。
Transfer Desk - Korian Air の標識を確認。
このエスカレーターを上がれば、ゴールは近そうです。
ほら、ありました。ここまで来るのに、なんだかんだ
(写真を撮りすぎ)で、1時間10分かかっています。
ICN(仁川国際空港) シャトルトレインでの移動方法のまとめ
なんせ、初めて試しましたので、シャトルトレインの不明点は残っていますが、私が解釈した通りのことをまとめておきます。
ご注意:
私はICN(仁川国際空港)で、初めてConcouse-T2間をシャトルトレインに乗っただけでこのページを書いていますので、"まとめ"は、若干勘違いがある可能性があります。私は10年以上韓国に入国していませんが、トランジット(乗り継ぎ)に限っては、毎年何度かICNを利用していますので、シャトルトレインの存在は以前から知っています。それらの経験と情報、今回のICNでのシャトルトレインの利用を基に本ページを書いていますので、"まとめ"に致命的な間違いはないと思いますが、現状、調査不足なのはいがめません。このページは、必要に応じてアップデートするかも知れません。
一応、書いておきます ( むか~しの話です )
むか~しは、ICNにANAもJALも就航していて、Concouse-T2間の移動は、多くの旅行好きは普通にやっていました。そう、昔は当たり前のように移動していたのです。そして、昔は、日本発券の航空券よりも韓国発券の航空券の方が、断然安かったのです。
この昔というのは、韓流ドラマが日本で放送される前で、ヨン様が有名になる直前位までの話です。この頃は、旅行好きは韓国発券の航空券を手に入れて、日本でストップオーバーしたり、韓国発券の航空券でヨーロッパに飛ぶとか、アフリカに飛ぶとか、普通にやっていました。
それが、私が気付かない(違う趣味に夢中になっていた)間に、ANAとJALがICNに就航しなくなって(この経緯を私は知らないのですが・・・)、100%GMPへの就航になってしまいました。そして、ICNでのConcouse-T2間の移動は、一旦韓国に入国してから移動するやり方が広まってしまいましたので、「本当にそうなの?」を、ちょっと調べてみたかったのです。
ですから私は、「韓国に入国しなくても、Concouse-T2間の移動は出来る。」という答えを知っていましたが、昔の話で詳細は忘れてしまっていたとのと、もしかしたら、ICNの状況が変わったのかも知れませんので、チェックしておきたかったのです。
一応、このことは書いておかないと、同年代から突っ込みが入ると困りますから、正直に書き加えておきます。ただ、現状がどうなのかが重要であって、過去の話は過去の話ですから、過去の情報を今語っても、あまり意味がありません。
2019年に4月に確かめました。「ICN内では、問題なく無料で、Concouse-T2間を移動出来ますよ。」という事実と結果があれば、それでよいでしょう。